さかぐちブログ
2019年4月 5日 金曜日
過去の借金
昔、借入をして、返済出来ずに経過して、そのうち住所も移転したりして、督促状も来なくなって、本人もそのことを忘れていたりすることはあり得る話です。その債権が取立業者に譲渡されたり、取立のみ依頼されたりして、その業者から請求を受けて、慌てる方もあります。住民票を移動すると、債権者に現住所が判明するので支払の請求がきます。まめな債権者は支払督促をかけたり、訴訟を起こして債務名義を持っています。請求に応じて支払うと債務の存在を認めたとして、時効が中断するおそれがあります。判決がある場合でもその後10年経過すれば時効となります。債務名義がない場合は5年です。支払う前にこの点は注意した方が良いでしょう。請求を受けていない人でも何となく気掛かりという方もおありでしょうから、これを解決しておくことも大切です。
投稿者 さかぐち司法書士事務所