2015年2月15日 日曜日
住宅ローン破産
破産問題で相談にみえる人の原因を考えてみると、昔、家をローンで買ったことに起源があるひとが結構多い ゆとりローンというやつである 終身雇用と定期昇給を当然のこととして、借りた当初は返済額が少ない住宅ローンを組んでしまった 途中で病気、リストラ、会社倒産、とかに見舞われ、不幸が重なり、あるいは30年ローンとか35年ローンとか、あまりに長すぎる返済期間を大丈夫と過信したとか もうひとつわすれてはいけないのが、不動産価格の低下でローンをくんだときは経済状況は悪くなかったが、その後の不況、経済危機、そして人口減少による不動産余剰 それらを予想していた人は少ないのであって、いわば国家政策により買わされたのかもしれない 30年も経過した建物は補修がないと価値が失われていることになる 時は経ち、家の価値は減少したが、ローン残高は大して減っていない そんな哀しむべき現状があります
投稿者 坂口司法書士事務所